住職の日記

忘れてしまっているだけ…

「はち」をピカピカにしました。

手の脂や汗でよごれて、すぐにくすんでしまいます。

こうした仏器は、汚れていても磨けばその輝きを取り戻すことができます。

…それと同じく我々の心もどんなに垢(煩悩)にまみれていても

この仏器の様に磨けば輝きを取り戻すことができるのです。

そして、その為に修行をするのでしょう。

心の輝きが失われるのではなく、誰もが菩提心(悟りを求める心)が備わっているという事を

忘れてしまってしまうのです。

そして、常ならずの世ですから、その修行の方法もその時の環境、年齢などによって

「すべきこと」「できること」は違ってきます。

ですから、自分が「したいことはこれだ!」と決めつけず、させて頂くという

謙虚な気持ちで、周りに施して行きたいですね。

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