住職の日記

心を穏やかにする為には

心を穏やかにする為には

こんばんは。

今日も風がなく気持ちのいい日でした。

春の様な穏やかな日でした。

さて、心を穏やかにする為には心に余裕を作らなければなりません。

心に余裕を作るためには、見返りを求めず行動をしなければなりません。

つまり仏さんの様な言動をするということです。

ただ単に今日与えられたことをこなしてみましょう。

そうすると、次第に心が穏やかになります。

これは仏教で言うところの心を穏やかにする「禅定」という立派な修行です。

例えば写経ってありますよね?

あれはただ単に、「仏さんの教えであるお経を書き写す」という行為をしているだけなのです。

何かを得る為にとか、絶対幸せになってやるといった気持ちで臨んでも、残念ながらこの写経の功徳は薄いでしょう。

では何の為にやるか?

くどいようですが、先ほど申しました通り「仏さんの教えであるお経を書き写す」為にやるのです。

他に目的は残念かもしれませんがありません。

しかし、このただ単に見返りを求めず「仏さんの教えであるお経を書き写す」行為をすることにより

仕事や家庭の事、過去、未来の事など、少しの間だけかも知れませんが、離れる事ができます。

つまり自己の執着を一瞬でも離れられるということです。

そうすることによって心に余裕が生まれる、つまり穏やかになるのです。

心が穏やかになれば、言動も次第に穏やかになり、段々と幸せの流れが皆さんの方へやってくるのです。

写経する時間がない!と思われるかもしれませんが、別に写経じゃなくてもいいのです。

掃除だって、日々の仕事だって、絵でもいいし何でもいいです。

何かを無欲に行動をすることが大切なのです。

写経が、仏教修行ではなくて、「見返りを求めず行動をする」事が仏道修行なのです。

裏庭のカエデの葉が落ちてきました。

落ち葉も綺麗です。

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