住職の日記

巡礼日記 静岡の旅 その3 久能山 東照宮

こんにちは。

巡礼日記の続きです。

さて、私たちは小国神社を後にした後、久能山東照宮に向かいました。

久能山東照宮の徳川家康公をお祭りする神社です。

この久能とは推古天皇の時(西紀600年頃)久能忠仁が初めて山を開き一寺を建立し観音菩薩を安置し補陀落山久能寺と称し久能山の久能はここから来たと言われています。

その後お寺が発展し330坊にまでにもなりましたが、嘉禄年間(1225年頃)火災により焼失してしまいました。

永禄(1568年頃)武田信玄がこの地が要害(戦闘性、防御性)に優れている事を聞き、久能寺を今の清水(今の鉄舟寺)に移し山上にお城を建て、久能城と称しました。

その後武田氏が滅びて駿河一体が徳川の地になり、この久能山も徳川の地となり元和2年(1616年)4月17日家康公亡きあと久能城を廃止し、東照宮を建立し今に至ります。

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まず最初にロープウェイで渡ります。

久能山の高さは270mです。

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豪華で美しい楼門です。

城があったということもあり敵に攻め込まれにくくするために階段一段一段が高いです。

80段はきつかったです。

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これもまた豪華で美しい拝殿です。家康公に御挨拶いたしました。

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久能山からのぞく駿河湾。

様々な有力者がこの久能山に惚れ込んだ理由がわかる気がします。

家康公は江戸のイメージがありますが晩年は駿河国(現在の静岡県)駿府城で過ごされました。

気候も良く(境内は蘇鉄が多いので気候が暖かい)海産物も豊富なこの地は晩年を過ごすには最適な場所だったのかもしれませんね。

この旅を振り返り、静岡は私自身初めてでしたが、気候や海産物が豊富ということもありどこか知多半島に似た雰囲気があり初めてでしたがどこか懐かしさがありました。

また、久能山の麓には石垣イチゴがありイチゴ狩りもいいですね。

何といっても新東名高速が出来たということもあり愛知県から静岡に足を運びやすくなったんではないかなと思います。

サービスエリアもとてもきれいで、私たちは浜松サービスエリアを利用しましたがパンがとてもおいしかったです。

また富士山がわずかですが顔をのぞかせてくれました。

天気も良く、事故怪我がなく最高の旅になりました。

世話人の方々参加者の方々ありがとうございました。

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