住職の日記

実は不滅

菩提樹の実がなっています。

花はいつの日か散っていきますが、こうして必ず実を結びます。

‥‥人は二度死ぬって言いますが、一度目は肉体が滅びた際に、そして二度目は人から忘れた際に

二度目の死を迎えると言います。

しかし、反対に言えば供養をすれば、心の中で亡き人は永遠に生き続けているのではないでしょうか?

と言うのは、先日の研修会で亡き人をどんな時、より深く思い出すのか?

と言うテーマで話し合った結果、多くの方が供養の場であると答えが出たのです。

遺族で故人の思い出話をし、故人の好きだった食べ物を備え、皆で供養する。

そうして故人の意識に触れることによって、より深く思い出すことができるのです。

つまり、こうした供養の心が有ることによって、永遠に命は心の中で存在していくのです。

我々は生と死が有ると思い込んでいますが、仏教ではそれらの分別は本来無いと考えるのです。

もちろん、肉体はいつか滅びますが、命は不滅なのです。

地域によっては7月にお盆をやられるところもあると思いますが

来月はお盆です。

ご先祖様をお迎えし、おもてなしをして、供養してあげてくださいね。

いちばん上に戻る