大駒は離して打て
納札箱に黒猫が…。
まぁこの寒さなら仕方ないか。
さて、「大駒は離して打て」この言葉は将棋の各言なんですが、大駒とは「飛車」と「角」の事です。
将棋を実際に差された方はご存じだと思いますが、飛車は縦と横にはどれだけでも動かす事ができます。
角は斜めにならどんなけでも動かせます。
つまり大駒を他の駒にあたらないように、放して打つことにより、その駒の良さを最大限に生かすことができるのです。
真理ですよね。
出来ない事を求めても、無い物を求めても、やはり出来ないものは出来ないし、無い物は無いのです。
そこを無理を言って求めようとするから、自他共に苦しくなるんです。
でも、何にでも良さは必ずありますから、それを最大限に引き出し、楽しむことが幸福への第一歩となります。
その良さを引き出すのも、摘んでしまうのも自分次第です。
大駒は大きく盤上を移動できるから、離して打つ。
良い格言ですね。
でもこんな言葉もあります。
「大駒は近づけて受けよ」これも真理です。
大駒が大きく動く事が最大の強みなら、近くで受ける事によりその効果を半減できるわけです。
相手の良さを認める事が出来きたなら、受けの良い手も浮かぶものです。
物事の良いところを見つけ、それを認めましょう。
そして、それを最大限に生かして豊かになりましょう。