住職の日記

変に嫌わず

変に嫌わず

こんにちは。

今日は二十四節気の「啓蟄」と言って、冬ごもりしていた生き物がもぞもぞ、動き出すという日です。

しかし、体感はまだ冬で、逆に土に戻ってしまいそうな日ですね。

また、風邪も流行っているという事なので、どうかお体気を付けてください。

さて、中庭の石楠花(シャクナゲ)の蕾も大きくなってきました。

この石楠花は毎年大きい花がつきます。

石楠花は夏の暑い日差しに弱く、夏場に枯れてしまいやすいのですが

ここは客殿と庫裏との間にありまして、夏場の強い朝日と夕日が遮られ、しかも日中太陽の光を享受できるという

石楠花にとっては最良の場所です。

以前夏場の夜に窓ガラスにベターとついているヤモリの話をさせていただきましたが

確かに、我々人間は自然を脅かす存在であります。

ですが、自然界でも我々人間の恩恵を受けて、生息している生き物もいます。

実際この石楠花も、人間の手によって作られた客殿と庫裏のおかげで

暑い夏場に枯れずに生息出来ているのです。

互いに受け入れることが出来たら、豊かな生活が出来るのです。

豊かな生活がしたかったら、変に嫌わず受けれることです。

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