住職の日記

向かい風は好機

向かい風は好機

地豆の季節ですね。

ペットボトルのふたと比べても、中央の地豆大きいですが、これは殻だけではなく…

中もぎっしり詰まってます。

これは大物だ…。

しかも味も大味でなく、しっかりとうまみもあります。

今年は雨が多かったから豊作だったのでしょうか?

「何かに向かって突き進む時、だいたい風は向い風になる。その風を嘆く必要はない。ただ単に倍の力で進めば良い。」

<ソフトバンク社長 孫正義>

飛行機が離陸するときは向かい風の方がよいとされています。

三妄(まよい)にとらわれ、停滞した世界で何か行動を起こせば、何かと反発を食らうものです。

しかし、先程の言葉を借りれば、「チャンス」とも言えます。

その行動を妨げようとする物は、「今」にすがる人であり、言い換えれば真理に反した人とも言えます。

今にすがるなど、この無常の世においてあってはならない事なのです。

そういった愚か者が足を引っ張ろうとするかもしれませんが、それらを(三妄の霧)を振り払い、自分の信じる道を貫く必要があります。

世の中の成功者は、そういった迷いの霧を振り払い、己の道を貫いた人ばかりです。

ただその道は「険しい」の一言であります。

ただ気を付けなければならないのは、「今にすがる」などと真理に反した者の言う事に従っていて

例え沈没したとしても、誰もそれらの人は責任は取ってはくれないという事です。

「今にすがる」ことは自分の事しか考えてないと言えます。

仏教には自灯明という言葉がある通り、自分の足元は自分で照らせという事です。

その自分を信じるには法(仏の教え)を頼りにしなければなりません。

法とは仏の教えであり、仏とは真理を体得された方です。

従って、真理に沿う事を選択することが、最善の道であります。

迷いの霧を振り払い、逆境を利用し高く飛び立ちましょう。

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