住職の日記

同じ雨を受けても

こんにちは。

今日から新年度、気分一新に頑張りましょう。

昨日の雨で桜が散ってしまうかなと思いましたがまだまだ楽しめそうです。

さて、この時期の雨は人間も含め生物にとっては大切な恵みの雨です。

雨は生きるもの全てに別け隔てなく平等に降り注ぎます。

法華経第五章に「三草二木の譬」があります。

これは、植物には様々な種類があり、大きい小さいもある。

それらの植物に仏様の慈悲を表す雨が差別することなく平等に降り注ぐ。

しかし、同じ雨を受けたからといって、すべてが同じ花になるわけでなく、咲く時期もそれぞれ違い受けとる雨量も違う。

と雨を仏の慈悲に人間を植物に例えています。

私たち人間も同じような教育、環境で育っても必ずしも、同じになりません。

花木のように大きい小さい、花の色、咲く時期などの違いはあるかも知れませんが、見下したり、比べたりして自分に与えられた幸せを見失わないようにしましょう。

桜は桜、アジサイはアジサイの良さがあります。

互いの良さを認め合い、妬んだりせずに花木は今日も自分の役割を全うしてます。

いちばん上に戻る