住職の日記

受け取る人の心によって

気がつけば桜の葉もすっかり落ちました。

どこか寂しげですが、少しホッと安心もします。

…喪失から得られるの感情は必ずしも、悲しみと言うわけではありません。

反対に、桜の花が咲いて満開になったからといって皆が必ずしも

喜んでいるかというとそうでもありません。

ハラハラと散っていく花が切なく思えたり、亡くなった大切な人と見たかったと思い

悲しむ事もあります。

雨も降る季節によって名前が変わるように

一般的には喜ばしいこと、悲しいこと、でも受け取る人の心によって

その人の心に広がる世界は違うのですね。

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