住職の日記

初夏の花が咲き出しました


かりんの花に。

ヒラドツツジに。

ハナミズキに。

これは少し黄色味ががったウコンザクラです。

初夏を彩る花が咲き出しました。

それにしてもいろんな色の花で彩られます。

…「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」というように

仏様の浄土では様々な色の蓮の花が咲いていて、そしてそれぞれの花の持つ色の

光を放っていると言われています。

これは我々で言うところの「個性」に当たると思います。

それぞれが持つ唯一無二の色を持つ花の種を発芽させて、

いろんな色の花に囲まれる浄土の様にしたいですね。

その為には仏の世界には優劣は無いということです。

そして、実は我々がいるこの世界は気づいていないだけで仏の世界でもあるのです。

あまり、物事が有ると思い込み過ぎますと、大切な何かを見失う事になるのだと

思いますし、花の色もほんの一部に限られてしまいます。

そうではなく、無い(虚空)のだから、たくさんの色の花が生じるのです。

我々の持つ誤った「識」によっていくつの花が無残に積まれているのでしょう。

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