住職の日記

全てお雛さん

全てお雛さん

こんばんは。

今日はいい天気です。

気温は低いですが、日が暖かくなった気がします。

さて、昨日日柄がよかったので、書院のお雛さんをだしました。

書院のお雛さん。

軸もお雛さん。

壁掛けのお雛さん。

ハマグリの殻に古布を張って作ったお雛さん。

和紙で作ったお雛さん。

屏風も和紙です。

それぞれ、布や紙に命を吹き込み、お雛さんが出来上がります。

姿、素材はそれぞれ違えど、お雛さんであることは間違いないです。

そして、それぞれ素晴らしいです。

日本の仏像も木造のもあれば、石の仏像もあれば、掛け軸になっているのもあります。

そして、我々はそれぞれに手を合わすことが出来きます。

立派な伽藍に安置されている仏さんも、道端のお地蔵さんも、皆平等に尊いのです。

これから、暖かくなってきて、様々な花が咲き出します。

「どの花が一番優れている?」と言うのはくだらない事です。

それぞれに良さがあり、花木はそれぞれ、儚い時を精一杯生きています。

自分に与えられた命を、精一杯謳歌することが、「悟り」というのでしょう。

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