住職の日記

何が必要なのか

何が必要なのか

今日は地元の方々に仏器のお磨きをしていただきました。

くすんでいた仏器が見事輝きを戻し、美しく光を放ちます。

これは、我々人間の心にも似ています。

私たちの心は本来、輝く仏器の様に美しいのです。

しかし、煩悩により心が汚され、本来の輝きを忘れてしまうのです。

その本来輝いている心を忘れないために、日々磨くことが大切になります。

ですので、心の輝きを保つためには、何が必要なのか?と考えることが大切です。

今日の仏器磨きには研磨剤、石油、天花粉、そして人の労力が必要でした。

私たちも心が清らかになるためには、何が必要なのか?と考える事が大切です。

必要以上の物を持ったり、余計な事に関わっていると、行動は鈍くなり心はくすんでいきます。

研磨剤があっても磨く行動がなければ、仏器は輝きませんし、ただ単に磨くだけでも

研磨剤がなければ仏器が輝くことはありません。

ですので、何かを得る際に、これは自分の心を磨く研磨剤となるか?どうか?という判断が必要となります。

研磨剤以外の物を所持した時点で、徐々に心はくすんでしまい

心の本来の光はその心の垢により遮られていると、とらえた方がいいですね。

それにしても、アルボンはすごいです。

汚れという汚れが取れます。

いちばん上に戻る