住職の日記

何かを選択することは…

何かを選択することは…

今朝空にひこうき雲が。

気温は低いですが、日が大分暖かくなってきました。

確実に春は来てますね。

さて、何かを得るということは、何かを失うということです。

例えば、容量がいっぱいになったパソコンに新たなデータを入れたい場合。

何かを削除しなければ入りません。

つまり、何かを得るという事は、まず何かを捨てることから始まるとも言えます。

例えば、何かを買うことは大事なお金を失う事なのです。

これを自覚しておかなければ、得た為に「気づいてたら大切な物を失ってた」となりかねません。

従って、それを得るために何かを捨てなければならない、そのリスクを覚悟しておかなければなりません。

また、捨てきれてないもの程酷いものもありません。

こっちも欲しいし、あれもしたい、それで結局相手に何を伝えたいのか意味がわからないとなり

伝わらない。

伝わらないのなら、存在しないということになるのです。

中途半端は無常の風にかき消されるのです。

今話題になっている「ながらスマホ」は歩くかスマホを見るかと選択が曖昧になっている為に

事故が起きるのです。

有名なことわざに「二兎を追う者は一兎をも得ず」とあります。

どちらのリスクを取らないという選択は、すべてのリスクを背負う事になるのです。

失敗を恐れて何もしない事は、気づいてないだけですでに失敗している様なものでしょう。

無常の鬼は見逃しません。

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