住職の日記

何かを得ると何かを失う もろこ寿司

こんばんは。

昨日のサッカー日本代表の試合すごかったですね。

気は早いですがワールドカップ予選突破は決定的ですね。

さて、昨日津島市の親戚の方からもろこ寿司をいただきました。

もろこ寿司とはもろこという小さい小魚を甘辛く煮た、津島市やあま市などの郷土料理です。

私のおばあさんがあま市の木田というところの出身なので、親戚の方からたまにいただきます。

知多市は海が近いので魚といえば海のものでありますが、津島市やあま市の方で昔は魚といえば川魚だそうです。

川魚専門料理があるくらいです。

何といっても木曽川がありますもんね。

でも、このもろこ寿司のもろこも今はほとんど輸入だそうです。

昔川がきれいだったころはもろこもとれたそうですが、今は到底無理だということです。

私の親戚のおじさんも定年を迎えて自分が魚を捕まえていた小川に行ったらもう昔の面影がなく、昔とれたものは何もなくなったそうです。

がっかりしておりました。

我々の生活は本当に便利になり幸せな生活をさせていただいております。

しかし、何か一つ便利になるとともに何か失っていくことも事実です。

なるべく何かを失うことなく新しい物を得ていきたいなと思いました。

49_convert_20120912180809.jpg

切る前の写真を撮るのを忘れたのでもろこがぐしゃぐしゃになってしまいました。

本当はもっときれいです。

とても美味しいです。

天然ではないにしろ、こうした地域の本当の郷土料理をいただけるのは幸せです。

探してみると地域の特性を生かした特産品がありますね。

いちばん上に戻る