住職の日記

他人の心は

他人の心は…

端午の節句は少し早いですが、和紙でできた兜をいただきました。

とてもかっこいいですね。

さて、他人の心はあくまで他人の心です。

それを支配をしようとすると、相手は離れていきます。

どんなに相手の事を思って言ってあげたといっても、それが例えいい事でも
残念ながら離れていってしまうのです。

でも、これは当然と言えば当然ですよね。

あくまで心はその人の物で、その人が何をどう感じようとその人の自由です。

では、どうするか?

相手を認めてあげることです。

曼荼羅をご覧ください。

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真ん中の大日如来様を中心に無数の尊格がおられます。

物事は大抵とらわれない事により解決しますが、

それが出来る人はそうはいません。

誰だって、病を患ったり、大事な人を失ったりしたら落ち込むものです。

そういう人に、「とらわれるな!こだわるな!」と正論説いたところで
救われる人はそうはいません。

でも、それらは人間の心情で、逆になければちょっと変です。

そうした、人間の心情を深く仏様が理解をされて、菩薩、明王、天など

馴染みやすいお姿に仏様が変化をされて、我々に寄り添ってくださるのです。

「相手が自分の事を理解してくれない!」

という前に、相手を認めて寄り添う事が大切です。

そして、認めたら相手は認めてくれるものです。

いがみ合う前に、互いにフォローをしましょう。

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