仕事上手は遊び上手
知り合いの方から九条ねぎを頂きました。
京都の九条で作られたことから九条ネギと呼ばれるようになり
昔弘法大師空海様が大ヘビに追いかけられたとき、ネギ畑に隠れて難を逃れたという逸話が残っている為
東寺の五重塔の上には、葱坊主(葱の花のつぼみ)が付けられたそうです。
その為か、京都では弘法大師様の縁日(21日)にはネギ畑に入らないそうです。
弘法様でも蛇は怖いのでしょうね。
こうしたネギやヨモギ、ショウブなど独特の強い香りをもつ植物は、
昔から魔除けなどの効果があると考えられる事も多かったのでしょう。
ネギ畑を見たら弘法様が居られないか、注意して見てみましょう。
さて、「仕事が出来る人は遊び上手」と言います。
遊び上手って定義は曖昧ですが、私感ですが真剣に遊んでいるんではないかなぁと思います。
「真剣に遊ぶ」ってどんな事かというと、その言葉の通り真剣に遊んでいるのです。
でも遊びはあくまで遊びで、それで何か得ることは無いでしょうが
余計な事を考えずに、遊びに没頭する事が、それが普段の仕事にいい影響をもたらしているのでしょう。
我々は普段「これしたら何が得られる」という損得勘定を持っています。
勿論、それは仕事をして行く上では大切な視点でありますが、それにどっぷりと浸かってしまうと
それだけで動いてしまい、心と視野が狭くなってしまい、どうしたって不具合が生じてしまうのです。
従って、生活のどこかに、そうした損得勘定を考えず、方便そのもの物を目的とした事が
取り込まれる事が大切になります。
それが例え遊びでも、真剣に行う事により、心の底から楽しむ事が出来、心体が癒され
英気を養う事ができ、普段の仕事もはかどるわけです。
これが休日も、仕事の事ばかり考えたり、失敗をくよくよしたり、時間を使ってしまうと
そのまま引きずってしまい、心体はボロボロのままですから、いいパフォーマンスが出来ません。
いくら遊びとは言えども、真剣に取り組まなければ、効果は期待できないという事です。
従って迎える施設も真剣でなければなりません。
よく「ディズニーランド行くと財布の紐が緩んじゃうんだよねぇ」という人いますよね。
ディズニーランドにはトイレに鏡がありません。
それは、トイレで鏡を見た際に、現実世界に戻ってしまうからだそうです。
ディズニーのコンセプトは「夢の国」です。
それを徹底的に実現させているのです。
テーマパークに行く人は基本は遊びに行くわけですが、真剣に遊んでもらうとすると
迎える側も真剣でなければなりません。
遊ぶ側も真剣になれば、この先の不安とか、損得勘定など考えずに遊ぶことが出来
結果として、購買意欲が上がるわけです。
昔、弘法大師空海様が、京都の東寺での激務に俗気を帯びたら、高野山に上り、祈りを捧げて
そのお体と心を癒したと言います。
我々も休日の日は基本は好きな事が出来るわけですが、仕事となるとそればかりでは通りません。
好きな仕事をしていても、嫌な事、嫌な人は当然いるわけで、それは仕方がない事なのですが
避けられないとはいえつらく、時にはこちらの心までも、汚れきってしまいそうになってしまいますが
こうした休日は、自分の好きな事を思いっきり楽しみ、正に極楽浄土を遊覧して
また現実の世界(密厳浄土)に舞い戻り、精進せねばなりません。
これは現実逃避でもなんでもなく、自身の心と体のケアをし、負の力に負けない様にして
言葉と行動が疎かにならない様にすることが大切なのです。
言葉と行動が穏やかであれば、その場が極楽浄土となり、結果この世が尽くしあう
素晴らしい世界になるのです。
現実世界(密厳浄土)と、自分の好きな事、休日(極楽浄土)をうまく行き来し
体と心をケアし、最初の清らかな心を大切にしましょう。
その為には、仕事だ遊びだと分け隔てせず、真剣に取り組みましょう。
