住職の日記

今年初物のスイカ

今年初物のスイカです。

中々の大物です。

…仏教には因縁果という言葉があり、物事の結果は因と縁の和合に

よって生じるということです。

こうして立派なスイカを見ますと、種(因)が精一杯水や陽光など(縁)を

懸命に吸収してきたのだと伺えますね。

…今色々な場所にでかけたり、情報を収集できたりしますが

こうした謙虚の心が無ければ、どんなに広くても、可能性は無限でも

実は生じにくいと思います。

「壺中日月長 こちゅうにちげつながし」と言う禅語がありますが

穏やかな心があれば、坪のような狭い限られた世界の中でも

心穏やかな生活が送られるということです。

人は将来宇宙のどこかの星に住むかもしれない、宇宙旅行が普遍化するかもしれない

と言われていますが、我々の意識を変えれば、宇宙のような広々とした快適な暮らしができるということです。

反対に、意識レベルが狭ければ、宇宙に行こうが何しようが、

今度は宇宙レベルで争いごとをすることになるでしょう。

だからこそ、謙虚な心を持ち、互いに認め合う心が必要ですね。

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