住職の日記

人を思いやる心 日本の文化

こんにちは。

今日はここ数日の涼しさから一転暑くなりました。

これから本格的に暑くなりそうですね。

体の調子に気をつけなければ。

さて、七月が終わるともうお盆の準備ですね。

このお盆は本当に日本人にとって重要だと思います。

御盆とは亡くなった方が家に帰ってくるという日本特有の信仰であります。

仏式で行いますから、仏教が主体と思われがちですが日本の祖霊信仰に仏教の知識で厚みを付けた物が今の日本のお盆のスタイルになったと言われています。

このお盆、そして亡くなった人がお盆に帰ってくるという信仰は海外の人からも素晴らしいと評価を受けるほどです。

お盆には精霊棚を用意して餅をついてご先祖様をもてなします。

こうしてご先祖様に餅をついたり、ソーメンを茹でたりしてあたかもそこに居るようにおもてなしをすることは
御先祖様への供養だけではなく私たち(特に子供)の心の教養の意味では大切なことであります。

これはご先祖様だけでなく、親戚、または来客へのおもてなしの心を学ぶ場でもあるわけです。

あなたがもし遠くから帰ってきて誰もいなかったり、食事も何もなかったら少し寂しいですよね?

お盆は私たちが他人を思いやる心を養う教養の場であるわけです。

教養は学問だけでなく、心の道徳も大切なのですね。

準備は大変かと思いますが、あなたがもしご先祖様の立場だったらどちらが嬉しいか考えましょう。

人を思いやる心があれば悲しい事件も減ると思います。

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ハマボウが咲きました。

黄色い花が鮮やかです。

この時期花が少ないので大変喜ばれます。

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