住職の日記

人の流れを作れる

こんばんは。

外は風が強く寒くなってきました。

皆さんもお体大切にしてください。

さて、先日大壇や護摩壇の魅力をお話をさせていただきました。

壇の上の法具が光を放ち、仏像との調和が人を引き付けることが出来るということです。

そして、大壇や護摩壇があるお寺があると地域の様子が変わるのではないのかというお話をさせていただきました。

その中でも護摩。

この護摩がこれからの時代更に人をひきつける要素を含んでいると思います。

この護摩はお堂の中で火を焚きます。

お堂の中で火を焚くわけですからその様子はとても迫力があり見ごたえがあります。

壇の美しさと仏像さらにその上に炎が上がるわけですから密教の最高の魅力と言ってもいいでしょう。

この護摩をお寺で焚くと地域にどのような効果が表れるか?

今世の中は隣の人は誰だったけ?というような人とのつながりが希薄になってきた時代です。

道ですれ違っても顔もわからない。わからないから挨拶もできないそんな関係が多いような気がします。

そこでもし地域に護摩を焚くお寺があったら?

護摩の火炎はその護摩の意味がわからなくても、お参りに興味がなくても人を引き付けることができお寺に人を引き寄せることができると思います。

しだいに、お寺にだんだん足を運ぶようになり、他の方々と顔を合わすようになり人の交流が生まれ人のつながりがある町ができると思います。

お寺を通じて人の交流が生まれ町全体に活気が出てくると思います。

つまり、護摩(密教)は世の中のバラバラになっている人の気持ちを一つにできる可能性を大いに秘めているのだと思います。

様々な人が同じ護摩の炎を見ながら仏様をお参りする。

人と同じ行動をすることによってたとえ言葉を交わさなくても同じ行動をとることにより見えない絆が生まれるのだと思います。

密教の魅力はこれからの時代必ず町作り人のつながりに役に立つと思います。

魅力を放ち人の流れを作り、町の中心にそして時代の最先端で活躍してほしいですね。

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見ず知らずの人が同じ方向を見ることにより見えないつながりが生まれる。

その為には護摩のような魅力がある修法が必要とされるのではないのでしょうか?

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