住職の日記

久々の再開

本日は前私がお世話になっておりました

スマイル会さんがお参りに来られました。

生憎の天気の中、懐かしい面々とお会いできとても嬉しかったです。

…こうして札所にいると、日々たくさんの出会いと別れを経験します。

そうした連鎖の中で一つ気づくのは、いい別れ=いい出会いということです。

つまり、いい別れをするように我々は接しなければならないということです。

その為には、我々は考えたくないかもしれませんが、常に別れは有るんだという意識が必要ですね。

ですから、お接待という文化が有るのでしょう。

出会いをいい別れにする為に、心からの供養をする。

そうすることで、また素晴らしい出会いが生じるということですね。

…仏教には生死一如という言葉がありますが

我々は死と生きる事は別け隔てして考えますが

仏教はそうではなく、生と死は一緒であると考えるのです。

我々が生まれるということはたくさんの死があってなりたっているのです。

ですから、そうした命に感謝をして、我々は生きていくことが大切になるのです。

感謝の念、供養の心はそういったところから生じるのでしょうね。

また、死があると受け入れることによって、生が輝くともいいますし

反対に死を遠ざければ、遠ざけるほど、生がぼやけるといいます。

…常に別れがあるんだと意識して、一期一会、大切に接することを心がけたいですね。

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