住職の日記

ホトケノザ

犬の散歩中ホトケノザを発見。

昔この蜜を吸ってよく遊んだものです。

「甘み」は人を幸せにしますね。

仏教でも「甘露の法味」と言い、仏の教えは甘い物を頂いた時のように

幸せになるという事です。

しかし、それは舌で味わうのではなく、心で感じ取らなければなりません。

今は利便性が良くなり、何事も簡略化になり、どんどん「楽」になっておりますが

楽の裏は「苦」と申しますように、楽=幸福というわけではなさそうです。

反対に苦の裏に楽と言えますので、実は苦を乗り越えた先に

仏の甘い蜜があるのでしょう。

どんどん、楽な物に流されていきそうになりますが

人を本当に幸せにする蜜を採取するためには

苦を乗り越えて行かなければならないのでしょう。

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