住職の日記

ピンチは自己への執着が離れるチャンス

ピンチは自己への執着が離れるチャンス

こんばんは。

今日は風が強く、落ち葉が舞います。

いよいよ本格的な冬到来という感じですね。

さて、人間生きていればピンチに遭遇するものです。

それは、望んで無くても向こうからきます。

ですが、こうしたピンチは捉え方によっては、自己への執着が離れられる機会でもあります。

つまり悟りの境地に行けるチャンスでもあります。

困難に遭遇すれば、忙しい日々を強いられるわけで、

無我夢中で、やらなければならない事を日々こなして過ごす事になります。

自分の将来なんて考えていられない、自分の本当にやりたいものなんて、考えていられない。

忙しかったり、何か困難に遭遇すると、我々はこうなります。

ですが、これは悟りの境地です。

本当の仏道修行とは、当たり前の事を当たり前にたんたんとこなすことを言います。

これやって意味あるのー?将来どうなってるのかなー?

とこういった余計な雑念が無く、やらなければいけない、そしてやるべき事を無心に行っている状態です。

そうして忙しい日々を過ごしていると、何が幸せなのか気付くはずです。

つまり知らず知らずのうちに、悟りへ道ができあがるのです。

後はただひたすらに、その道を歩み続ければいいのです。

その道を歩んでいる姿は間違いなく仏様です。

イチョウが紅葉してきました。

この鮮やかな黄色がいいですよね。

いちばん上に戻る