住職の日記

サツマイモの甘さが感じれるか?物がありすぎて何が幸せかわからなくなる

こんばんは。

今日は風が強いですね。

風吹いているからじめじめはしないですけど6月に入ったとたん急激に暑くなりましたね。

皆さんも食べ物など腐りやすくなりますから気をつけましょうね。

さて、先日お檀家さんのお宅でお参りがあり、お参り終了後お茶を頂きながら戦争のお話をしてくださいました。

戦争中は茶巾絞りといってサツマイモをふかし丸めたものが上等なお菓子でとても甘く感じたそうです。

私もサツマイモの甘さは知っていますが、私たちが普段食べる洋菓子や和菓子のような甘さはなく、ほんのりと甘いというものですよね。

それが戦争中の子供とってはとても甘く感じ、御馳走だったそうです。

でも今の時代さつまいもを食べて心から喜ぶ子供はたぶんいないでしょう。

おいしいケーキやまんじゅうが当たり前に手に入る時代に生まれた今の子供たちは、サツマイモが甘いことで感動できませんよね。

物が沢山あり幸福なのにそれを幸福と感じれない、そして自分は不幸だと思っている人が大勢いる。

冬がないと春を感じれないように、ずっと豊かだと何が幸せかわからなくなるんでしょうね。

幸せを感じましょう。

0000001.jpg

書院の前のカシワバアジサイが咲きました。

年々大きくなっていきます。

いちばん上に戻る