住職の日記

キノコが…

当山の老松。

よく見ると、傷んだ体内に、きのこが繁殖してます。

よくもまぁこんなところでという感じですね。

暑くても、寒くても、雪が降ろうと、体が傷もうと、体内にキノコが生えようとも

「何も問題ない」と言わんばかりに、日々堂々とそびえ立つ老松。

これぐらいの器がほしいものですね。

…将来人間は宇宙に住むと言われていますが、我々は意識次第で

宇宙のように広い世界を手に入れる事ができるのです。

それは、我々の命は本来、不可分で有るということです。

しかし、我々の猛烈な識がそれを分断させ、狭苦しくさせるのです。

このままの精神状態では、宇宙に行こうがどこに行こうが

狭苦しい世界はついてまわるでしょう。

宇宙へ行くためにはロケットが必要ですが

皆でその宇宙のように広い世界、彼岸へ渡る為には同じく船の様な乗り物が必要となるのです。

その乗り物こそ「真言宗」なんでしょうね。

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