住職の日記

よきかな よきかな

ぜんざいです。

程よい甘さでとても美味しいです。

ところでこのぜんざいは漢字で書きますと「善哉」と書き

これは実は仏教語なのです。

「善哉」とは仏が弟子を褒め称える時に使う言葉で

サンスクリット語で「sadhu」の漢訳で素晴らしいという意味です。

…目を凝らせばそれはなんでも嫌なところ、劣っているところ

などなどいろいろ目につくと思います。

しかし、それを憂いていても、ますます暗く沈んでいくだけですし

それを咎めたが為にすべてがバラバラになってしまうことも往々としてあります。

ですから、悪いところばかり見つけないで、互いに善い所を見つけ認め合い、称えあい

自他共に足りないことを補いながら、共に生きていくことが大切になるのです。

「善哉 よきかな 善哉 よきかな」と互いに讃え、支えあい

このぜんざいのような甘露の法味をで皆で味わいたいですよね。

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