住職の日記

どれを選択しても…


どれを選択しても…

近所の方から苺をいただきました。

綺麗な苺です。

その季節の物を頂くことが、日本の幸せな生き方だと思います。

「選んだ以上は後悔しない。あとは振り返らない」

<将棋棋士 羽生善治>

我々の人生は決断の連続です。

決断とは様々ある選択肢の中から、選ばなかった物を捨てるという事です。

ですから、決断って本当に重要な事なんですよね。

だって選んだ物でその後の人生大きく変わるのですから、そして一度きりの人生です。

人間が立ち止ってしまうのもわかります。

しかし、幸せな人生に仕上げていくには、決断をしてそぎ落としていかなければなりません。

その為には、今の周りにあるものに感謝する能力が大切です。

これを身に着けなければ、何を選択しても幸せに感じにくくなってしまいます。

例えばお店に入ってたくさんの幾つかの定食が並んでいて、その中の一つを注文して、いざその料理が来ても

「あっちにしておけばよかったなぁ」と後悔しながら食べる事になります。

そんな気持ちで食べるのって、美味しくないですよね?

羽生さんの仰られるいるように決断をしたら、選ばなかった事の考えずに選択したものを楽しむ事が大切になります。

その為には、今行う事を一生懸命こなすこと大切です。

その場その場の行動に集中することにより、自分への執着が離れ、心に余裕が生まれて穏やかになります。

そうすることにより、今ある幸せを感じやすくなるのです。

心が穏やかでなければ、何を選択しても幸せを享受できません。

ここではないどこか遠くに存在する幸せを、永遠に追い続けることになります。

どれを選択することも大切ですが、「今を生きる」を実践しなければ、何を選択しても幸福になることは難しいのです。

逆に「今を生きる」を実践すると、どれを選択したとしても幸福になるってことですね。

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