住職の日記

だから大切に

だから大切に

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しゃくやくの花がひっそり咲いてます。

豪華な花です。

さて、こうして春になり一体いくつの花と出会えたのでしょう。

同じ場所に留まりながらも、本当にたくさんの出会いを頂きました。

そして、それと同時にたくさんの別れがありました。

花はわずか数日で散っていきます。

今年咲いた花は、来年咲きません。

同じ枝から咲いた花でも、それは別の命の花です。

本当にわずかな時間の命なのです。

我々人間もそれと同じで、いつかは花同様いつかは散る時が来るのです。

とはいえ、他の生き物と比べると人間の寿命は長いです。

私たちは、たまたま人間として生まれて来れました。

もしかしたら、我々の命は数日で散っていく花だったかも知れないし、何だったかわからないのです。

縁あってこの世に人間として生れてきました。

「人身得ること難し」

この世で人間として生まれてこれた事に感謝し、そしてこの世に仏さんとの教えに出会えたことに感謝して

自分の人生何年あるかはわかりませんが丁寧にこの体を使わせていただきたいものです。

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