住職の日記

お寺の仕事

こんばんは。

今日は暖かい日でしたね。

明日も16度くらいになるそうですよ、もう一気に梅の花が咲きますね。

さて、お寺の仕事をしていてお寺の仕事で一番大切なことは?と聞かれたら私は真っ先に上げるのが本堂を開けることです。

もちろんお経を読むことも掃除も法話も大切なことですが、いつでも参拝ができるようにすることが何よりも大切です。

それはなぜか?

それは人の流れを作り社会に貢献するためです。

お寺は今は国家との関係はほとんどありませんが、昔は国策としてお城の鬼門に作られたり国家と密接な関係でした。

これは風水(気学)の理由で配置され国家安穏をお祈りして国家を守護するという宗教的な意味もありますが、街の経済の為にもお寺は建てられたのではないでしょうか?

経済の基本ですが、人の購買意欲はお参りした後、お参りする前と比べてずっと上がるということです。

縁日で出店が出るのもお参りした後人は財布のひもが緩むので物が買ってもらいやすいので、出店が並ぶのです。

この心理を利用して町作りをしたのだと思います。

お寺があることで町の住民のストレスを取り除き、尚かつお寺にお参りするために人が移動して、町が活性化してくる。

皆さんもよくご存じの京都。

行政が神社仏閣を生かした町作りをしているので、県外のみならず海外からもたくさんの人が街を訪れています。

一体お寺がどれだけの経済効果を生み出しているのでしょか?

知多四国も同じ事が言えますよね?

お寺や神社を中心とした町作りをしたところは成功してます。

しかも一時的なものではなく長年です。

なんとかタワーとかなんとかビルで町ができるのでしょうか、何故町作りにお寺を作るという思案がないのか不思議でしょうがないです。

国家との関係は今はほとんどありませんが今も昔も国家安穏、五穀豊穣、天下泰平などを祈ることとお寺を開放的にして人の流れを作り社会に貢献する。

これがお寺の仕事だと思います。

ennnichi_convert_20120306215218.jpg

2月24日の縁日の出店。

参拝後は気分がリフレッシュしていて物が買ってもらいやすい。

いちばん上に戻る