迎えて、お見送りし終わるまでが「供養(おもてなし)」
桔梗が咲いてます。
可憐な花です。
さて、今日はお盆最終日。
今日の夕刻ご先祖様は仏様の世界にお戻りになりました(地域によっては明日の朝、もしくは夜)。
こうして、人と出会った数だけ別れがあるのも事実です。
「会者定離」(えしゃじょうり)は何人も免れられる事が出来ない、定めなのです。
したがって、人との出会い同様、別れも大切にしなければなりません。
皆さんもお買い物に行くと、店員さんがエレベーターの前まで見送りに来てくださり、エレベーターの扉が閉まるまでお見送りをしてくださいます。
これは、お客様に気持ちよくお帰りいただくためです。
これが、途中でくるっと振り返りさっさと帰ってしまっては「え?」と寂しくなってしまいますよね?
出迎えるときは、「よう来たよう来た」と出迎えるのに、帰りは「用が済んだらいサイナラ」では、本当のおもてなしとは言えません。
したがって、お盆の供養は、出迎えて、お見送りが終わるまで供養(おもてなし)であります。
暖かくお見送りすることで、ご先祖様は大変喜ばれ、また気分よく戻ってきてくれることでしょう。
さぁ八月も半分過ぎました。
暦の上では既に秋ですが、まだまだ暑い日が続きますので、皆さんもご自愛くださいね。