アリがこんなところまで蜜を求めて…。
…「欲」と言うものは一般的に悪いものと認識されがちですが
仏教でも煩悩即菩提と言う言葉がありますように、「菩提」つまり悟りを
得る為にも煩悩は大切なものになるのです。
もちろん放ったらかしであったら問題ですが
使い方、向かわせる方向によっては大切な生命エネルギーになるのです。
つまり、物事の起こりや行動の動機が利己的なものでなく
多くの人を楽しませたい、助けたいなどと言う「利他」の心がなければ
なりません。
利己的なものであれば、次第に自他共に災いに巻き込まれていきますが
利他的なものであれば、自他共に大きな利益を得る事ができるのです。
煩悩が悪いのではなく、それを扱う人間が使い方を誤るので結果が悪くなるのです。