住職の日記

朝月夜 何かを伝えるように

こんばんは。

今日は一日いい天気で日中春をすこーしだけ感じれました。

今週の日曜日はもう立春です。

地面の下では様々な生命が春を今か今かと待ち望んでいるころでしょう。

さて、朝起きて空を見上げると月が残っています。

これは朝月夜(あさつくよ)といい、明け方まで残っている月の事を言います。

太陽が昇り月が沈んでいくちょうど境目。

太陽と月が共演する神秘的な現象です。

人間も太陽のように新しい命が生まれるように、またそれと同時に月のように沈んでいく命もある。

この朝月夜は師が弟子に何かを託すかのように、大切な事を伝えている儀式のようにも見えます。

私たち人間は先人の思いや、文化を引きつかなければなりません。

その様子をこの月と太陽が表現しているように思います。

私たちはいつかは沈んで行き、また逆に必ず登る命がある。

先人の思いや心を引き継ぎ、また自分たちも次世代に残しましょう。

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明け方の月、朝月夜。

太陽に何かを諭すかのように消えていく。

非常に神秘的です。

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