方便にこそ解決が……
トイレの前の椿が咲き出しました。
名古屋では雪も降ったそうです。
皆さん寒さには気を付けてくださいね。
さて、お金出して勉強会に行って知識を付けても、人にアドバイスをしてもらっても
それを実際に行わなければ何も本当の事はわかりませんし、何も変わりません。
仏教には「冷暖自知(れいだんじち)」という言葉があり
水などの冷たさや、暖かさはいくら人から言われても、それがどれくらい冷たいのか、暖かいのか
実際のところわからないのです。
だったら、自身で水を触れてみて感じる事が大切なのです。
仏の教えを頭で知っていても、実際に行動しなければ、何も変わりません。
何故なら御仏の秘密の働きは方便に在るからです。
例えば「般若心経」の「心(しん)」とは単に「こころ」だけでなく、活動し続ける命とも言います。
地球は回り、太陽は回り、季節は移ろいで、花も葉もそして我々の眼や内臓もこの世のすべての物は
固定した実体は存在しないのです。
その動きの中にこそ、御仏の命の働きがあるです。
徹底的に空じて、この身を粉にし、後は与えられた事、やれる事、そしてやりたい事
など迷わず方便に移すことです。
そうすれば、この世に存在する真理に沿う事が出来、苦を乗り越えて行けるのです。
今は様々な情報を瞬時に手に入れられる時代です。
しかし、その時代がイコール幸せとも限らないわけです。
先程申しました様に、情報を収集するだけで行動しなければ、何も変わりません。
情報は場合によっては、我々の心に不和をもたらします。
従って、受動的になるだけでなく、自身で行動する事も大切になるのです。
食事でも摂取カロリーが消費カロリーを上まったら脂肪になり、人体に影響を及ぼします。(耳が痛い)
情報を得る事も大切ですが、それに伴う行動も大切ですね。