今日から4月で新年度のスタートです。
だんだん暖かくなってきて桜も咲いて、これから花見を楽しもうと
世の中が少しウキウキしてしている時期ではないでしょうか?
しかし、今日のお昼ごろ突然携帯に地震速報のサイレンがなり響き
幸いにも地震は小さく無事だったから良かったものの、こうして少し浮かれていた
時だったからなのか、すごくびっくりしました。
…我々は何か善いことがあると喜び、悪いことがあると嘆き悲しみます。
まぁこれは人としての心情ですが、こうして何かの出来事で一喜一憂することは
仏教では忌み嫌うのです。
善いことがあり、あまりにも浮かれてしまうと、その結果何かの不幸を招く事になるのです。
反対に悪いことが起きて嘆き悲しんでばかりいることも、自身の怠惰になるのです。
善いことがあったら、浮かれすぎないように戒めて、悪いことがあったら、悲観しすぎずに
その原因を探し改善するように努力する。
仏教は妙に上がったり下がったりする心を正常な位置に戻してくれる
安定剤のようなものなのです。
よく大勝の後は大敗する可能性が有るといいますように
善いことがあっても浮かれすぎないように、それこそ兜の緒を締めて
慎重に、しかし、あまりにも悲観しすぎずに生きていきたいですね。
新年度を迎え、桜に見とれていた春の午後思った事はそんなことです。