住職の日記

善は焦らず急げ

今日は大雨ですね。

おかげで桜が一気に散っていき桜の絨毯が出来上がりました。

…「明日ありと思う心の仇(あだ)桜」と言いますように

昨日まで咲き誇っていた桜の花も一度風が吹けば一気に散っていきます。

私達の人生もそれぐらい、先はどうなるかわからない無常を説いた言葉です。

ですから、「善は急げ」と言うのでしょう。

善を為すことに時間をかけると、そこに様々な横槍が入り

心は悪事に親しみやすくなり、そこに時間を費やしてしまいます。

もちろん、焦ってもいけませんが、時間を必要上にかけることもよくありません。

つまり、「焦らず急ぐ」という感じでしょうか?

こうして桜の花が散っていく相は無常を説いてくれる御仏の説法に他ならないのです。

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