住職の日記

どこに情熱(エネルギー)を注ぐか?

どこに情熱(エネルギー)を注ぐか?

新タマにカレー粉をまぶして、炒めました。

春の玉ねぎは甘味がありとても美味しいです。

この世界で、継続ほど価値のあるものは、ありません」

<マクドナルド創業者 レイ・クロック>

何事も始めることよりも、続ける事の方が難しいです。

高い志を持ち行動することは、誰でも出来きます。

しかし、それを継続させれる人は本当に限られてしまいます。

では継続できる人と、そうじゃない人の差はどこにあるかと言うと、

継続出来ない人は何かの目的の為に行動をし、継続出来る人は、行動そのものを目的としています。

もちろんモチベーションが続けば、目的を持ってもいいですが、その目的を果たした瞬間道が途絶えてしまいます。

目的の為にその行動をしてきたので、その行動をする目的を果たしてしまうと、行動する事に意義を感じないので、行動しなくなるのです。

よってそこで終わってしまいます。

そして「目的を達成する為に行動するぞ!」と行動しても「早く目的を達成したい!」「早く欲しい!」と焦りますので言動はおろそかになり、中々成果を上げなければ、その行動が目的ではないのでつまらなくなり断念してしまいます。

ですが、その行動そのものを目的すると、いつまでも命絶えるまで楽しめるのです。

そして、この間の「トム・ソーヤの冒険」の「ペンキ塗り」の話のように、その行動自体を楽しむと豊かになるのです。

皆さんもご存じの天才将棋棋士の羽生さんは若くして七冠を達成しました。

しかし、その後モチベーションが落ちてしまい、遂には二冠まで落ち込んでしてしまいました。

そんなある日ある見慣れた光景を見てハッと気づかされるのです。

それはベテラン棋士の方々が、若手棋士と将棋を指している姿です。

そこで羽生さんは、将棋は生涯をかけて自分の将棋を極める事が大切なんだと気付くのです。

それから、成績を徐々に戻し、またタイトルを増やして行きました。

私たちは、この世で幸せに生きる為に生れてきました。

ですから、それ以外の目的はないと言えます。

「何かが無ければ幸せになれない!」と言うのは、自分でそう決めつけているだけで

自らつまらなく、そして苦しめて、この世を苦しみの世界に変えているのです。

何かを得る事に執着して生きるのか、それとも生きる事自体を楽しむ努力するのか?

この差はかなり大きいです。

私たちの持っているエネルギーをどこに使うか?

使う場所でかなり違った世界になるのです。

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