サルスベリの赤。
十月桜の白。
ルリマツリの青。
どれもいい色で、花の形もそれぞれです。
阿弥陀経というお経の中に「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」とあります。
これは、浄土にはいろいろな色の蓮の花が咲いていて
それぞれの色の光が放たれていると言います。
ここで言う花の色は我々で言うところの、「個性」に当たると思います。
それぞれが違って当たり前ですので、比べて優劣や善悪など決めつけることは
あるまじきことなのです。
この世界を仏の世界にするのも、しないのも実は自分の心構え次第なのかもしれません。
自分の好き嫌いはあるかもしれませんが、それが絶対ではないのです。